東京司法書士会主催「ブラックバイト110番」を下記の日程で開催します。
【平成28年12月3日 10:00~16:00】
相談窓口電話番号:0120-535-771
詳細は東京司法書士会ホームページにて
http://www.tokyokai.jp/news/2016/news1611101547.html
ブラック企業とは、広義の意味で「違法な労働を強い、労働者の心身を危険にさらす企業」のことを言います。
日本では以前から、違法な長時間労働や残業代の不払い、退職の強要や不当解雇といった、労働者を人間として扱わない「ブラック企業」問題が深刻となっています。
労働基準法1条1項
「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」
労働基準法は、人間が人間らしく生きるために最低限保証されなければならない労働条件を定めたものです。
それを守らないブラック企業は、労働者を、そして「日本を食いつぶす妖怪(文春新書、今野晴貴著)」です。
ブラック企業は、詐欺や強迫その他あらゆる手段を用いて労働基準法の潜脱を図り、労働者の権利を侵害しています。しかし、その多くは違法なものであり、法的手続きによって権利の実現が可能です。
また、労働基準法には刑罰規定もあるため、ブラック企業の行為が犯罪となる場合もあります。
現在の日本社会において、ブラック企業は最大の悪と言えます。
この問題を解決するためには、法律家や行政機関、労働者が団結して取り組む必要があります。