平成28年9月9日に開催された会員向け研修、東京司法書士会消費者問題対策委員会「クレサラ最前線リレー報告会」にて、僭越ながら講師を務めさせていただきました。
私のテーマは「貸金業法潜脱問題」ということで、銀行の消費者金融事業拡大による市場の変化と、それにより、改正貸金業法が潜脱される結果となっていること。
法改正によって減少した多重債務問題が再度悪化する危険性と金融行政による規制の必要性を唱えさせていただきました。
講義の前半部分は、同年3月に開催された日本司法書士会連合会主催の研修から多く引用させていただき、貸金業法潜脱の現状について解説をしました。
後半部分は、法令適用事前確認手続における金融庁の回答及び金融庁「主要行向けの監督指針」を基に、私なりの意見を述べさせていただきました。
研修会で使用したレジュメを公表しますので、参考にしていただければ幸いです。
また、研修会に先立ち、平成28年9月8日付けで金融行政モニター宛てに上記意見を提出いたしました。
追記-2017/05/07-
当職が金融行政モニター宛に提出した意見に対して、金融庁から回答がなされました。金融庁ウェブページにて、平成29年4月13日付けで回答が公開されています。
リンク:金融庁「金融行政モニターについて」
また、全国銀行協会が、平成29年3月16日付けで「銀行カードローンにかかる申し合わせ」を公開しました。
リンク:全国銀行協会「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせについて」
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